ネタバレありの映画批評 ムービー・インプレッションズ

めぐり逢えたら

1993年 アメリカ 105分

監督:ノーラ・エフロン
出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン

 

ネット・携帯以前の恋愛映画の王道

’90年代を代表するラブコメキング&クイーン、トム・ハンクスとメグ・ライアンが共演した大ヒット作。

この二人の配役に加え、「一瞬で恋に落ち」「会えそうで会えないすれ違いが何度も生まれ」「二人の間に邪魔が入り」「そしてついに結ばれる」という、恋愛映画のお約束がてんこ盛り。これでヒットしないほうがおかしいだろう?という下馬評通りきちんと大ヒットした。

公開された1993年といえば、ネットが庶民に広まる少し前のこと。携帯電話もごく一部の人間しか使用しておらず、「会えそうで会えない」じれったいシチュエーションが容易に作れる時代だった。

メグ・ライアン演じるアニーがトム・ハンクス演じるサムのことを知るのは、カーラジオの人生相談を聞いてから。サムにコンタクトを取るのは手紙。最後についにめぐり逢う場所はエンパイアステートビルと、今からつい20年前の映画なのに時代錯誤に思えてくる。

やはりこのころはまだまだ牧歌的な時代だったんだなあとしみじみ思う。そういった時代背景の差異はあるものの、「めぐり逢えたら」はいま見ても十分おもしろい。驚きはないが、安心して観られる映画。鼻っ柱が強く寂しがりやといったキャラクターを演じるメグ・ライアンはやっぱりよい。すごくキュートだ。(72点)

 

Pocket