ネタバレありの映画批評 ムービー・インプレッションズ

エイリアン

1979年 アメリカ 118分

監督:リドリー・スコット
出演:トム・スケリット、シガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト

 

閉鎖された空間、異生物の恐怖

「地球外生命体」を称する「エイリアン」という言葉を生み出した映画である。

CG以前のSFといえば「2001年宇宙の旅」「スター・ウォーズ初期シリーズ」「猿の惑星」「未知との遭遇」など名作が多々あるが、「エイリアン」はそれらとは一線を画す作品だ。

これはジャンルで言えばSFホラーである。宇宙船という密閉された空間の中に侵入したエイリアン。攻撃的で獰猛、素早く巨大なエイリアンから恐怖を感じて逃げ惑う人間たち。

この映画においてエイリアンはほとんど全身の姿を現さない。それはスクリーン上で鮮明に姿を写せば作り物というのがわかって興ざめしてしまうからかもしれないが(実際に「エイリアン4」では複数のエイリアンをかなり鮮明に写している)、それがかえってどこにいるかわからない「得体のしれない恐怖」をうまく演出している。

密室、暗闇、異生物、そして徐々に減っていく人数。これら王道とも言える恐怖のモチーフが合わさっている。最後の最後で主人公が勝利して終わるのも異生物を相手にしたホラー映画とすれば王道なエンディングである。(78点)

 

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