ネタバレありの映画批評 ムービー・インプレッションズ

メン・イン・ブラック2

2002年 アメリカ 88分

監督:バリー・ソネンフェルド
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス

 

あっさりコンビ復活、あっさり解決

上映時間88分。近頃の映画ではずいぶん短い上映時間だが、かなり長く感じた。

つまり退屈だったということだ。巨額の制作費を投入して制作したSFコメディを退屈と感じてしまうのは本当に悲しいことだ。

前作のオチは、K(トミー・リー・ジョーンズ)の記憶を削除して奥さんの元へ返し、J(ウィル・スミス)は死体検視官のローレルと新たにコンビを組んだというものだった。
当然、今作はJとローレル(L?)の新コンビの活躍が描かれ、そこにKが絡んで復帰することに…のような展開を期待していた。

もちろん期待していた通りにならなくて一向に構わないのだが、なんというかローレルは「結局元の仕事に戻った」と一言で片付けられ、序盤からがっかりさせられる。まったく味も深みもない。

となるとKの復活もさぞかし…と思ってみれば案の定。
序盤の約1/3はJがKを必要とする過程で尺が費やされる。予定調和満載の部分だけに、退屈さが際立った上に再会してものの数分で元のコンビが復活。

いや、記憶を消されて5年間も郵便局員を勤めたんでしょ?愛憎入り交じった感情が起こらんの?そんなにあっさりとコンビ復活すんの?と前半の退屈さと相まって脚本の底の浅さに驚いてしまう。

序盤から登場するカイロシアン星人のサーリーナはあっさりとMIB本部を制圧。さぞや強敵かと思いきや、光線銃一発であっさりと倒す。それが終盤で巨大化して「こここそ見せ場」と思ってみればやっぱりあっさりと倒す。

ギャグ満載で軽いコメディとして作っているのであれ、展開がお手軽すぎて感情移入がまったくできない。今作を観ていてB級感が拭えなかったのだがそれはひとえに脚本の浅さにある。

豪華キャストを揃えCGを駆使し広告費を投入すれば映画としての体裁はとれて興行的に成り立つのかもしれないが、脚本がよくなければおもしろい物語とはなりえない。(45点)

 

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