ネタバレありの映画批評 ムービー・インプレッションズ

ラブソングができるまで

2007年 アメリカ 104分

監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア

 

恋愛映画好きのハートを鷲掴み

偶然出会った二人。一緒に仕事を進めるうちに恋が芽生え、結ばれてつかの間のハッピーに。
付き合ううちにある出来事がきっかけで仲たがいしてお互い恋心のあるまま別れるが、最後にまた結ばれてハッピーエンド。

そんな恋愛映画好きのハートを鷲づかみにしたままエンドロールを迎える。教科書に掲載したいくらいのよくできた恋愛映画だ。

ストーリーもさることながら、配役がまた素晴らしい。
落ちぶれたポップスターのアレックスを演じるヒュー・グラントは、若かりしころから彼を慕う中年女性の羨望を受けるに相応しい風貌、仕草、表情をかもし出す。
ソフィー役のドリュー・バリモアは、決して抜群の美人とは言いがたいがハスキーボイスでアレックスに甘え、時に勇気づけ、むくれる姿はキュートだ。

“決して抜群の美人ではない”というところがポイント。抜群の美人が幸せをつかむ姿などわざわざチケットを買って映画で観てもしょうがない。
容姿も境遇も自分たち「さほど」変わらない登場人物だからこそ、女性たちは自分を重ねて恋愛映画に夢中になるのである。

往年の二枚目ヒュー・グラントも、ユーモアと老化からくる哀しみを体からにじませ、いい味を出している。(82点)

 

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